中前川「耐震性貯水槽」を視察いたしました。
- 祐一郎 石部
- 4 日前
- 読了時間: 3分
地域防災の要となる、「耐震性貯水槽」が中前側に完成しました

このたび、徳島市中前川において、地域防災力の強化を目的とした地上型の耐震性貯水槽が新たに整備され、現地見学会および説明会が開催されました。本記事では、完成した施設の概要と当日の様子を報告いたします。
■ 新設された耐震性貯水槽の概要
項目 | 内容 |
有効貯水量 | 40トン |
設置場所 | 中前川(徳島市) |
建設費用 | 約1億2,000万円 |
給水能力 | 約4,000人分(1人あたり10L/日を想定) |
水の入れ替え | 約半日で自動入れ替え、常に新鮮な水を保持 |
主な目的 | 災害時の応急給水および初期消火のための消火用水確保 |
設置理由 | 近隣道路の配管が耐震化のため、本管からの水の確保拠点として設置 |
市内での整備状況 | 本貯水槽は市内で4基目(他:公園、津田小学校、新町公園に100トン級の地下型) |
■ 現地見学と応急給水デモンストレーションの実施

見学会では、実際の貯水槽設備を確認いただいたほか、応急給水栓を使用した給水デモンストレーションが行われました。土槽(どそう)からの給水栓接続により、災害時の給水方法や設備の運用方法が、参加者にとって視覚的に理解できる機会となりました。
■ 誤解の解消と市民の理解促進へ
貯水槽の設置に際し、地域住民からは以下のような声も寄せられています。
「この建物には何が入っているのか?」
「防災備蓄倉庫? ガソリンタンク?」
こうした誤解を解くためにも、この施設には“水のみ”が貯水されており、あくまで応急給水・初期消火のための施設であることを、今後も丁寧に説明してまいります。
また、渭北地域地域有志による、見学会なども企画できればと思っております。
■ 徳島市の取り組みと今後の予定
徳島市では、地域の防災訓練においても積極的に本施設を活用し、パンフレット配布や住民参加型の応急給水訓練などを通じて、市民の防災意識の向上と協力体制の強化に努めていかなければなりません。
なお、次回の委員会は10月中旬を予定しており、詳細が決まり次第改めてご案内いたします。
■ 最後に:地域の皆様へお願い
本耐震性貯水槽は、災害時に命を守る“命の水”を確保するための重要なインフラ施設です。
しかし、本施設については、設置場所等、渭北地域の皆様におかれましては、多大なるご迷惑ご不便をおかけいたしました。
本当にこの場所で正しいのか、渭北のど真ん中での整備の正当性などさまざまな問題はございますが、建ってしまった以上有効に活用するべきです。
本施設の意義をご理解いただけますよう、心よりお願い申し上げます。
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