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中学教員の長時間残業問題と教育環境の改善について


本日(8月28日付)の徳島新聞に


中学教員 長時間残業改善足踏み」という記事が掲載されました。



私はこれまでにも徳教団の皆様との意見交換会を通じて、また友人が高校教諭をしている関係から、現場の先生方の声を数多く伺ってまいりました。


その中で特に強く耳にするのが、

みなし残業」と「教員の立場の低下」の問題です。





みなし残業制度の問題点


現在、教員の残業代は「みなし残業」として給与の4%が一律に支給されています。


例えば給与

20万円であれば月8,000円30万円なら12,000円


ところが実際には、中学校教員の多くが過労死ライン(80時間)を超える残業を行っていると報じられています。



この場合、30万円の給与でも残業代の実質は時給150円、20万円であれば時給100円程度にしかならない計算です。



これは教育現場で汗を流す先生方にあまりに酷な状況であり、長時間労働の常態化・人材流出を引き起こす大きな要因となっています。





教員の立場の低下



もう一つ深刻なのが、教員という職業の社会的立場の低下です。


私が中学生だった頃は、先生に叱られることは当たり前であり、それを家に報告すれば親からもさらに叱責を受ける、いわば家庭と学校が連動した指導環境がありました。



もちろん時代の変化とともに体罰は許されないものとなりましたが、それと同時に「モンスターペアレンツ」と呼ばれるような過剰な要求や、生徒と教師の距離感の変化により、先生方の威信が弱まっている現実があります。


こうした背景が、教員という仕事の魅力を奪い


志望者の減少や教育力の低下につながっているのです。




改善のために必要なこと


教育環境を立て直すためには、以下のような施策が必要だと考えます。



  1. みなし残業制度撤廃給与体系の是正 適正な労働時間管理正当な残業代の支給が不可欠です。


  2. 部活動の外部指導者配置 部活動をすべて担うのではなく、専門の指導者を配備し、教員の負担を軽減すべきです。


  3. 学校事務スタッフの拡充 事務作業を専門職に任せ、教員が教育に専念できる体制を整えることが重要です。


  4. 保護者・社会全体の理解とモラルの向上、教育現場を尊重する空気を取り戻す必要があります。


結び


 かつては、不当に力を持った先生が不正に力を暴走させ、子供達に悪影響を与えたこともありました。

 物事はバランスが大切です。


 子どもたちにとって小学・中学・高校時代は人生で最も大きな影響を受ける時期です。


 その大切な時間を支えるのが先生方であり、


先生方が安心して教育に専念できる職場環境を整える

ことは、子供達の教育の質の向上につながります。


 徳島市においても、国・県と連携しながら教育現場の改善に取り組み、先生と保護者、地域社会が協力して「子どもたちのための教育環境」を守り育てていかなければなりません。

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